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電話については,1953年(昭和28年),日本電信電話公社が電信電話拡充第1次5ヵ年計画をスタートさせ,これを早急に実現するため,クロスバ交換機,同軸ケーブル方式,マイクロ波通信方式などについて外国技術を導入し,その技術を体得するとともに,これらの機器やシステムの国産化に通信業界も含めて取り組んだ。例えば,最初のクロスバ交換機は1955年(昭和30年)に米国から輸入されたが,過去の技術的蓄積をもとに,翌年には国産クロスバ交換機が製作されている。また同軸ケーブル方式については,米国及び西ドイツからの技術導入によって国内で製造された960チャンネル方式が,1956年(昭和31年)に東京―横浜間で実用化され,これにより一挙に回線増を図ることが可能となった。さらにマイクロ波通信方式については,我が国で1940年(昭和15年)に実用化していた超短波帯多重電話伝送方式の技術を背景として,1954年(昭和29年)には東京―大阪間にテレビ中継回線及び超多重電話回線が開通した。その後,大阪―福岡間にイギリス製のマイクロ波通信システムが導入されたが,パラボラアンテナなどの新しい技術が我が国のマイクロ波通信技術に取り入れられるきっかけとなり,技術の発展に大きな刺激を与えた。そしてこれらの技術を基礎にして,増大する市外通話の需要やカラーテレビ中継回線の要求にこたえ,1957年(昭和32年)には札幌―鹿児島間で本土縦断マイクロ波通信網が完成している。
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